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第53回部落問題研究者全国集会

開 催 要 項
2017年10月28日(土)〜29日(日)
於:同志社女子大学今出川キャンパス/(京都市上京区) 会場案内図
地下鉄烏丸線(国際会館行き) 「今出川」 下車徒歩5分

事前申し込みはこちらから

参加費  2000円 (学生・院生は1000円) ※一日のみの参加も同じ金額です。


第一日 全体集会  10月28日(土)午後1時30分〜5時 
   日本社会の民主的発展と部落問題研究
        ―成果と方法の継承・発展をめざして―

報   告
(報告要旨-PDF)
近代日本の社会問題の歴史研究
    ―部落問題、ハンセン病問題―
猪飼 隆明(大阪大学名誉教授)
報   告
(報告要旨-PDF)
社会調査から見た部落問題の解決過程 石倉 康次(立命館大学)

 部落問題解決過程の客観的到達点と研究上の到達点を明らかにし、今日の新自由主義の矛盾の激化も視野に、社会の民主主義的、人間的発展に寄与すべく、研究の継承・発展をはかる必要がある。
 猪飼隆明氏が、近代日本の社会問題解決の歴史について、氏の部落問題、ハンセン病問題研究を総括しつつ報告し、石倉康次氏が、部落問題解決過程の到達点と一面的認識の問題点を報告する。
 参加者を交え、多面的に議論を深めたい。



第二日 分科会  10月29日(日)午前10時〜午後4時30分

1:歴史 T
 テーマ 近世巨大都市と身分的周縁
近世京都・妙法院領の新地開発とその地域構造 杉森 哲也(放送大学)
近世大坂における堀江新地の社会構造分析
吉元 加奈美(大阪市立大学都市研究プラザ)

 近世身分社会の研究は、1980年代から大きな進展を遂げてきたが、その切っ掛けとなり、基盤をなしたのは、巨大都市における身分的周縁の研究であった。都市史研究の進展の第1段階では、巨大都市としての共通性が抽出されていったが、研究の進展に伴ってそれぞれの都市の固有の社会構造が解明されていった(第2段階)。本分科会では、京都と大坂を対象に、周縁への都市拡張(新地開発)の実態とそれに規定された周縁的な社会構造の解明を課題としたい。



2:歴史 U
テーマ 近現代の日本における東北の歴史的位置
地方長官会議と東北6県 竹永 三男(部落問題研究所)
東北史から全体史へ
―格差の歴史、序列の歴史、差別の歴史―
河西 英通(広島大学)

 地球規模の「南北格差」から近現代日本の「裏日本」形成まで、地域格差は社会的差別 とともに歴史研究の重要問題であるが、その格差づけられた地域の一つが東北であった。
 本分科会では、竹永報告で、地方長官会議における東北6県の位置の歴史的変遷を検討する。続く河西報告で、3・11以後の東北論・東北史論を踏まえ、地域史の立場から東北史の可能性と射程を論ずるとともに、格差・序列・差別の側面からこのクニの近現代史像の造られ方を考える。


3:現状分析・理論
 テーマ 部落問題・人権問題をめぐる諸論点
生江孝之と部落問題 荻原 園子龍谷大学大学院後期博士課程)
戦後韓国における高齢者の貧困と対策
朴 仁淑(立命館大学非常勤講師)
「結婚差別」をめぐる議論を考える
奥山 峰夫(部落問題研究所)
 社会事業家生江孝之(1867〜1957年)の部落問題論と、戦後韓国における高齢者の貧困対策について、それぞれを追究している若手研究者が報告する。また、最近の「結婚差別」をめぐる実態と議論を取り上げて検討する。3報告をもとに部落問題・人権問題をめぐる諸論点を深めたい。

4:教 育
  テーマ 道徳の特別教科化と道徳教育
教育勅語と道徳教育 平井 美津子
  (子どもと教科書大阪ネット21)
道徳の特別教科化と道徳教育教科書

倉本 頼一(立命館大学非常勤講師)
 二〇一八年度から小学校、二〇一九年度から中学校に「道徳科」が新設される。来年度に向け、すでに小学校の道徳教科書が48冊作成された。だが、教科書は学習指導要領に例示された題材をすべて掲載するなど、文部科学省が主張する「考える道徳」「議論する道徳」とも逆行する。子どもの「内心」を評価するという重大な事態も伴う。あらためて、道徳教育の実践のあり方について検討したい。

5:思想・文化
 テーマ 解決過程の中で作品を読み解く
上原善広の『路地』の迷路 秦  重雄(大阪府立桜塚高校)
ラフカディオ・ハーンの作品に見る部落問題
成澤 榮壽(部落問題研究所)
 四半世紀前に亡くなった作家中上健次が使い出し、上原善広が意図的に定着させたかに見える「路地」。上原の最新刊の『路地の子』を読み解くことで、解決過程における上原の言語的営為を検証する。
 また、近年ますます高評されているラフカディオ・ハーン(小泉八雲)について部落問題の角度から帰化(1896年)以前の作品を検討し、論評を加え、その正の側面を明らかにする。 

6:特 設
 人権と部落問題を語る会
 部落問題をはじめ人権に関する諸問題について、日頃の思いや疑問など何でも自由に語り合う特設の分科会です。他の分科会は敷居が高くてちょっと…という方など、どうぞご参加を。

事前申し込みはこちらから


主催: 第55回部落問題研究者全国集会事務局
 
 公益社団法人部落問題研究所内






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